「全部剥がす」か「重ねる」か。費用が大きく変わる、最初の分かれ道。

フローリングのリフォームには、大きく分けて「張替え(既存撤去)」「上張り(重ね張り/カバー工法)」の2つがあります。同じ部屋でも、選ぶ工法で費用は5〜10万円以上違うことも。どちらが向いているかは、下地の状態と段差の許容範囲で決まります。

張替えと上張りの比較

項目張替え上張り(重ね張り)
工事内容既存床を撤去 → 新しく張る既存床の上に薄いフローリングを重ねる
費用(6畳)約15万〜25万円約9万〜18万円
工期2〜4日1〜2日
段差変わらない6mm〜12mm 生じる(扉カット等が必要なケース)
下地確認剥がして確認できる確認できない
水回り隣接○(リスク発見可)△(下地腐食を隠す可能性)
遮音性能△(既存性能に依存)

上張り(重ね張り)が向いているケース

  • 下地が健全で、床鳴り・沈み・浮きがない
  • 表面の傷・色あせ・日焼けが主な悩み
  • 費用と工期を抑えたい
  • マンションで階下への騒音・粉塵を出したくない
  • 家具を全部出すのが難しい

張替え(撤去あり)が向いているケース

  • 歩くとフカフカする・床鳴りがする・沈む
  • 水回り(洗面・キッチン・トイレ隣接)で下地腐食の懸念がある
  • 段差が一切出せない(バリアフリー・建具との取り合い)
  • 遮音等級を上げたい(防音フローリングへの張替え)
  • 築年数が古く、下地の状態を一度すべて確認したい

私たちの判断基準

現地調査の際に、床鳴り・沈み・水回り周辺のフカつき、扉の開閉クリアランスをすべて確認します。下地が健全で段差が許容できるなら、迷わず上張りをご提案します。逆に、下地に懸念があれば、見えなくなる問題を残さないために張替えをおすすめします。「金額が大きい方を勧める」のではなく、お住まいに必要な方を選びます。