「工事が始まってから、下地が傷んでいたので追加で8万円と言われた」——床リフォームで最も多いトラブルがこの追加料金の後出しです。厄介なのは、本当に必要な追加と、最初から仕組まれた追加の見分けがつきにくいこと。この記事では、追加料金が発生する仕組みと、正当・不当の見分け方、契約前にできる5つの予防策を、福岡市の床専門店の立場から正直にお話しします。
追加料金が発生する仕組み|床は「開けてみないと分からない」
床リフォームには、既存床を剥がして初めて分かる要素が確かにあります。代表例は次の3つです。
- 下地合板の腐食:表面からは見えず、剥がすと発覚するケースがある
- 根太・大引きの劣化:床下構造材の傷み。築古戸建てで発生
- シロアリ被害:剥がして初めて食害が見つかることも
つまり「追加が発生し得ること」自体は嘘ではありません。問題は、それを事前にどこまで調べ、どう説明し、発覚時にどう扱うか——業者の姿勢で天と地の差が出ます。
正当な追加と不当な追加の見分け方
| チェック項目 | 正当な追加 | 不当が疑われる追加 |
|---|---|---|
| タイミング | 発覚した時点で作業を止めて相談 | 工事完了後に請求書で初めて知る |
| 証拠 | 腐食部の写真を見せて説明 | 「見えない部分だから」と写真なし |
| 金額根拠 | 材料・手間の内訳を提示 | 「一式◯万円」のみ |
| 事前説明 | 契約時に「追加があり得る条件と概算」を明示済み | 契約時は「追加は一切ない」と説明していた |
| 選択肢 | 「補修する/しない」を選ばせてくれる | 「もうやってしまった」と事後報告 |
契約前にできる5つの予防策
- 現地調査で下地まで見る業者を選ぶ:点検口を開ける・床鳴りやフカフカを確認する業者は、追加リスクを事前に潰しています。業者選びの記事 のチェック項目もご参考に
- 「追加が発生する条件」を書面で確認:「下地腐食が◯㎡超えたら+◯円/㎡」のように条件と単価を契約前に文書化してもらう
- 「承諾なしの追加作業はしない」の一筆:誠実な業者ほど快諾します
- 予備費を1〜2割みておく:築20年超の水回りは、追加ゼロの方が珍しい。資金計画に織り込むとパニックにならない
- 工程写真の提供を依頼:撤去後・下地の写真を撮って渡してもらう約束をしておく
追加請求されてしまった後の対応手順
- その場で支払わない:「内容を確認してから」と保留する
- 書面を要求:追加工事の内容・数量・単価・実施日を文書で
- 証拠写真を要求:施工前後の写真がなければ交渉材料に
- 契約書と照合:追加工事の取り決め条項の有無を確認
- 納得できなければ第三者へ:消費生活センター、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル 0570-016-100)
「一式」表記の請求書が届いた場合の対処は、一式見積もりで騙されないための記事 で詳しく解説しています。
よくあるご質問
Q. 追加を見込んで高めの見積りを出す業者と、安く出して追加する業者、どちらがいい?
前者です。最初に最大リスクまで見せてくれる見積りは、実際には下回ることも多く精神的にも安全です。相見積もりで極端に安い1社があったら、追加前提の可能性を疑ってください。
Q. 下地の腐食は事前に分からないものですか?
完全には分かりませんが、フカフカ感・床鳴り・水回りとの位置関係・点検口からの目視で、かなりの精度で予測できます。床フカフカの記事 のセルフチェックも参考になります。現地調査で下地の話を一切しない業者は、その時点で要注意です。
Q. 追加ゼロを保証してくれる業者はいますか?
「いかなる場合も追加ゼロ」を約束する業者は、逆に隠れた腐食を直さず塞ぐリスクがあります。健全なのは「追加の条件と単価を事前に明示し、承諾制にする」業者です。
まとめ|「条件の事前明示+承諾制」が追加トラブルの特効薬
追加料金トラブルは、契約前に「追加の条件・単価・承諾手順」を文書化するだけでほぼ防げます。すでに請求されて困っている場合も、証拠と書面を揃えれば交渉の余地は十分あります。福岡市内なら、見積書や請求書をLINEでお送りいただければ、妥当性を中立的な目線で無料診断します。
お電話は 080-2524-3057(9:00〜20:00)。お問い合わせ もご利用ください。

