賃貸のフローリングに、椅子のキャスターや脚でできた凹み——気になりますよね。退去時にどれくらい請求されるか不安、今からできる補修方法を知りたい、そんな方向けの記事です。賃貸の凹みは自分でできる補修がありますが、無理をすると逆効果になることも。この記事では、椅子跡の凹みの正しい直し方と、退去時に請求を減らす立ち回りを整理します。
椅子の凹みは借主負担になりやすい
国交省ガイドラインでは、キャスター付き椅子の擦り傷・凹みは「借主の注意義務違反」に該当し、原則として借主負担になります。保護マットを敷いていなかったことが不注意と見なされるためです。詳しくは 国交省ガイドラインの記事 をご覧ください。
自分でできる補修方法
方法1|水と熱で復元(浅い凹み)
無垢フローリング・木材が繊維で構成されている場合限定。
- 凹みの上に水を1〜2滴垂らす
- 濡れたタオルを被せる
- タオルの上からアイロン(中温)を10〜20秒当てる
- 水と熱で木の繊維が膨張し、凹みが浮き上がる
複合フローリング(表面がシート)には効きません。無垢・突き板の場合のみ有効。
方法2|補修クレヨン・パテで埋める
ホームセンターでフローリング補修キット(1,500〜3,000円)を購入。凹みに補修材を埋め込み、上から色付きクレヨンで色合わせ。近くで見なければ分からない仕上がりに。
方法3|家具の位置を戻す(隠す)
退去時に「家具が置かれていた場所の凹み」なら、そのまま元の位置に家具を戻して立会いに臨む方法。家具跡は通常使用の範囲とされることが多く、貸主負担になる可能性が高まります。
今すぐできる予防策
- チェアマットを敷く:透明で目立たない。2,000〜5,000円
- キャスターをカーペット用(柔らかいゴム)に交換:500〜1,500円
- 家具の脚にフェルトを貼る:500円〜
- ソファ・タンスの下に敷き板
入居直後にこれらをやっておくと、退去時のトラブルを大幅に減らせます。「凹んでからでは遅い」の典型例。
退去時の請求を減らす立ち回り
- 退去前に自分で軽く補修(クレヨン等)
- 立会いには必ず同席し、凹み範囲を写真で記録
- 「補修費用の相場を確認します」と保留
- 請求書を書面で受け取り、内訳を要求
- 相場と比較して妥当か判断(詳しくは 賃貸床の凹みの退去費用相場)
よくあるご質問
Q. 補修クレヨンで直したのがバレたら請求増える?
雑な補修跡が目立つと、業者が「クロス補修が必要」と判断する場合も。素人補修はほどほどに。目立たない範囲で。
Q. キャスターマットを敷いていたけど凹んだ
マットの写真+設置時期のメモがあれば、注意義務は果たしたと主張可能。減額交渉の材料になります。
Q. 全面張替え費用を請求されました
局所の凹みで全面張替えを請求するのは過剰請求の典型。ガイドラインでは「損傷箇所のみの補修費用」が原則。詳しくは 退去時の床補修費用の交渉術 をご覧ください。
まとめ|「入居時から予防、退去時は交渉」
賃貸の椅子跡の凹みは予防が最強ですが、既についてしまった凹みも自分で軽く補修できます。退去時の請求は、局所補修の相場と比較して妥当性を判断しましょう。福岡市内なら、LINEで凹みの写真をお送りいただければ、DIY補修可否と退去請求の適正相場をお答えします。
お電話は 080-2524-3057(9:00〜20:00)。お問い合わせ もご利用ください。

