「歩くたびにキシキシ鳴る」「夜中に家族が歩くとギシギシうるさい」——床鳴りは生活ストレスになりますし、放置すると下地トラブルの初期サインのこともあります。原因は実に5パターンあり、自分で直せる軽症から、プロでないと根本解決できない重症まで幅広い。この記事では、福岡市の床専門店として現場で扱ってきた床鳴りの原因と、見分け方・直し方・費用の目安を整理します。
床鳴りの5つの原因
1. フローリングの板同士の擦れ(軽症)
湿度変化で板が膨張・収縮し、隣の板と擦れて鳴る音。「キュッキュッ」「キシッ」と高めの音。とくに梅雨入りや乾燥期の入りに増えます。詳しくは 梅雨の床の湿気対策 もご覧ください。
2. 釘・ビスの浮き(中症)
フローリングを下地に留めている釘・ビスが緩んで浮き、踏むたびに上下動して鳴る音。「コクッ」「カチッ」と短く硬い音。築15年以上で起きやすく、釘の打ち直しまたは増し打ちで対応します。
3. 下地合板の浮き・剥がれ(中症〜重症)
フローリングの下の合板が、根太との接着・釘が緩んで浮いている状態。「ギシッ」と重い音。床全体が沈むような感触も伴う。合板の張り直しまたは追加固定が必要です。
4. 根太・大引きの劣化(重症)
床を支える構造材が痩せ、たわんで鳴る音。「ギーッ」と長く尾を引く。築20年以上の戸建てで多い。床下から潜って構造材を補強します。
5. 下地腐食による床全体の沈み(重症)
水回り近傍で起きやすい。床鳴りに加えてフカフカ感が出るのが特徴。床がフカフカする原因の記事 で詳しく解説しています。
音と症状で原因を切り分ける
| 音の特徴 | 体感の特徴 | 想定される原因 | 緊急度 |
|---|---|---|---|
| キュッキュッ(高い) | 季節で出たり消えたり | 板の擦れ | 低 |
| コクッ(短く硬い) | 特定の場所だけ | 釘の浮き | 中 |
| ギシッ(重い) | 歩くと床がやや沈む | 合板の浮き | 中〜高 |
| ギーッ(長い) | 床全体がたわむ | 根太の劣化 | 高 |
| ギシギシ+フカフカ | 水回り近く | 下地腐食 | 高 |
DIYで対処できるケース
対処1|ベビーパウダー・潤滑剤で擦れ音を軽減
板の擦れ音には、隙間にベビーパウダーや潤滑剤を入れる方法が有効。あくまで応急処置で、根本解決ではありませんが、梅雨〜冬の数ヶ月をやり過ごせます。
対処2|浮いた釘を打ち直す
明らかに釘が浮いている場所を見つけたら、フロア用の細釘で打ち直し。釘頭が見えないよう、釘締めポンチで仕上げる。仕上げにパテで穴を埋めれば見た目もOK。
対処3|床鳴り防止材を打ち込む
市販の床鳴り補修剤(注入式)を使う方法。床と床の継ぎ目に細い穴を開け、専用ボンドを注入。素人でも数千円で対応可能ですが、効果が出ないケースも多く、向く症状が限られます。
プロが必要なケース
- 床全体が広範囲で鳴る
- 歩くと沈む・フカフカする
- 水回り(洗面・キッチン・トイレ)の近くで鳴る
- 築20年以上で根太・大引きの劣化が疑われる
- マンションで階下から苦情が出ている
これらは表面処理では直りません。下地・構造から直す必要があるため、専門業者の現地調査が必須です。
補修費用の目安(福岡市内)
| 補修内容 | 費用の目安(税込) |
|---|---|
| 釘の打ち直し(局所) | 約1万〜2万円 |
| 床鳴り防止材の注入 | 約1.5万〜3万円 |
| 合板の追加固定(1部屋) | 約3万〜6万円 |
| フローリング部分張替え+下地補修 | 約8万〜18万円 |
| 根太・大引きの補修(床下から) | 約15万〜35万円 |
軽症で対処できるうちにやれば1〜3万円、重症化すると数十万円。「気付いたら早めに見てもらう」が結局いちばん安く済みます。詳しくは 料金ページ もご覧ください。
よくあるご質問
Q. 新築なのに床鳴りがします
新築の床鳴りは、施工不良または乾燥不足が原因のことが多いです。引き渡し後1〜2年以内なら施工会社に保証で対応してもらえる可能性があります。まず施工会社に連絡を。
Q. マンションで階下から床鳴りで苦情が来ました
マンションの床鳴りは下地・遮音材の問題が多く、表面処理では解決しないケースが大半。マンション床の防音規約 も参考に、管理組合経由でリフォーム会社に見てもらいましょう。
Q. 床鳴りはほっといても大丈夫?
軽症の板擦れなら音だけの問題です。ただし合板の浮きや下地腐食が原因なら、放置で進行します。フカフカ感を伴うなら早めに見てもらってください。
Q. 床鳴りだけで張替えを勧められたら?
軽症の板擦れだけで「全面張替えしましょう」と言う業者は要注意。まず原因を切り分けて、必要最小限の補修で済まないか確認してください。当社では「張替えなくていい時はそうお伝えする」のが方針です。
まとめ|「音」「体感」「場所」で原因を見極める
床鳴りは音の質、踏んだ時の体感、発生場所の3つで原因を切り分けられます。軽症ならDIYでも対応できますが、フカフカ感・水回り近傍・築古戸建てなどの条件が揃ったら、早めにプロに見てもらうのが安全です。福岡市内であれば、LINEで床鳴りの動画と床の写真をお送りいただければ、無料でおおよその原因と対処を診断します。
お電話は 080-2524-3057(9:00〜20:00)。お問い合わせ もご利用ください。

