「内装工事 一式 25万円」——この見積書、素直に信じて大丈夫でしょうか。一式見積もりの怖さは、何にいくら払っているか分からない不透明さにあります。この記事では、リフォーム業界で今も横行する「一式見積もり」で騙されないための3つの見抜き方を、福岡市の床専門店として現場で見てきた実例をもとにお伝えします。
「一式」の何が問題か
「一式」表記は、以下の4項目を全部混ぜて1つの金額にまとめてしまうため比較不能になります。
- 材料費(床材本体・接着剤・パテなど)
- 施工費(職人の人工代)
- 撤去費・処分費
- 諸経費(運搬・養生・駐車料金・利益)
本来はこれらが項目別に分かれているのが正しい見積書。一式表記が使われるのは、「利益を隠したい」「他社と比較させたくない」意図が働くケースが多いです。
見抜き方1|内訳を書面で要求する
もっとも簡単。「見積書を項目別に分けて出してください」と依頼するだけです。健全な業者は快く出します。渋る・出さない業者はその時点で候補から外して大丈夫。
最低限、以下の項目が並んでいれば合格:
- 床材の品番・数量・単価
- 施工費(㎡単価×面積)
- 撤去処分費
- 諸経費(諸雑費)
- 各項目の税抜/税込表記
見抜き方2|他社と比較する(相見積もり)
2〜3社に相見積もりを取り、同じ条件で比較します。1社だけ極端に高い or 低い場合は要注意。中央値が実勢価格です。
「相見積もりです」と伝えて構いません。良い業者は嫌がらず、逆に自社の項目別内訳の細かさで勝負してくれます。詳しくは 床張替え業者の選び方 もご覧ください。
見抜き方3|㎡単価の相場に照らす
床材別に、材工込みの相場を知っておけば水増しに気付けます。
| 床材(張替え) | ㎡単価の相場(材工込み・税込) |
|---|---|
| クッションフロア | 約4,000〜7,500円/㎡ |
| フロアタイル | 約5,500〜9,000円/㎡ |
| 複合フローリング | 約13,000〜21,000円/㎡ |
| 無垢フローリング | 約20,000〜35,000円/㎡ |
| タイルカーペット | 約3,500〜5,500円/㎡ |
この相場を大きく超える金額を提示された場合、水増しか高機能グレード品かの説明を求めましょう。詳しくは 料金ページ も参考に。
実例|「一式25万円」の内訳を出させたら
福岡市内でご相談いただいた実例(6畳・複合フローリング張替え):
- A社:「内装工事 一式 25万円」→ 内訳を要求すると出せず断念
- B社:材料 8万+施工 9万+撤去処分 3万+諸経費 2万=22万円
- C社:材料 7万+施工 8万+撤去処分 2.5万+諸経費 1.5万=19万円
この方はB社を選択。A社の一式25万円は「実質相場より3〜5万円上乗せ」だった可能性が高いです。内訳を要求するだけで数万円の差を回避できました。
よくあるご質問
Q. 「一式は業界慣習」と言われました
確かに慣習として使う業者はまだ多いですが、内訳を出せない理由にはなりません。頼めば出せるのが健全な業者です。
Q. すでに契約してしまいました。後からできること?
契約後でも施工前なら、内訳を要求できます。契約書にクーリングオフ条項があれば、8日以内は解約可能。訪問販売による契約なら特にチェックを。
Q. 他社の見積もりだけ聞くのは失礼?
まったく失礼ではありません。相見積もりは施主の権利。むしろ「取っていない」ほうが業者から見て不自然です。堂々と依頼して大丈夫。
まとめ|「内訳+相見積もり+相場」の3点セットで自衛
一式見積もりで騙されないためには、内訳を要求・相見積もりを取る・㎡単価の相場に照らすの3点だけ。この基本を守るだけで、リフォーム費用の過払いは避けられます。福岡市内なら、LINEで見積書を送っていただければ床専門店の中立的な目線で妥当性をお答えします。
お電話は 080-2524-3057(9:00〜20:00)。お問い合わせ もご利用ください。

