店舗の床張替えで一番のネックは「営業を何日休むか」です。1日休めば数万〜数十万円の機会損失。それなら、営業時間外の夜間工事や定休日施工で営業を止めない方法を選ぶのが現実的です。この記事では、福岡市の飲食店・美容室・物販店で実際に行ってきた営業継続型の床工事の段取り、向いている床材、費用感を解説します。


営業を止めない4つの工法パターン

1. 夜間集中工事(22時〜翌朝6時など)

飲食店・小売店で最頻パターン。閉店後に入って翌朝の開店までに仕上げます。10〜20㎡程度なら1晩で完了。接着剤の乾燥時間を考慮した工程設計が肝心です。

2. 定休日集中工事(月曜定休など)

美容室・物販店向け。火曜の朝に間に合えばいいので、月曜の朝〜深夜まで作業可能。30㎡程度まで1日で対応できます。

3. エリア区切りの段階施工

客席を半分ずつ仮閉鎖して、エリアを区切って数日に分けて施工。広い店舗で連続的な営業を続けたい場合に有効。客導線の確保がポイント。

4. バックヤード優先施工

厨房・倉庫・スタッフルームなど、お客様が立ち入らないエリアのみを定休日に施工。客席の床張替えとは別案件として進めます。

夜間工事で気をつけるポイント

  • 接着剤の乾燥時間:朝に営業再開するなら速乾性の接着剤や両面テープ工法を選ぶ。施工計画の段階で必ず確認
  • 騒音対策:夜間は近隣テナント・住戸への配慮が必須。電動工具の使用時間を制限する場合あり
  • 什器の移動:店内の什器を一時退避するスペースの確保。当社で移動・養生まで対応
  • 食材・商品の保護:飲食店の冷蔵庫・物販店の在庫はビニール養生で粉塵から保護
  • 朝の清掃:翌朝の開店時に粉塵・接着剤の臭いが残らないよう、清掃を工程に含める

業種別おすすめ床材

業種おすすめ床材理由
飲食店(客席)店舗用フロアタイル(土足対応)耐久性・意匠性・部分交換可
飲食店(厨房)耐油・防滑シート床油・水・薬品に強い
美容室木目調フロアタイルセット面の重さに耐え、足ざわり良好
物販店フロアタイル+一部タイルカーペット動線と試着室の使い分け
スクール・スタジオクッション性床材・タイルカーペット衝撃吸収・遮音
クリニック・薬局耐次亜塩素酸CF・防滑フロアタイル衛生・バリアフリー

業種別の詳細は 店舗・テナントの床クリニック・施設の床 をご覧ください。

費用の目安(福岡市内)

面積夜間/休業日施工の費用目安(税込)工期
10㎡(小規模店)約7万〜13万円1晩
20㎡約13万〜25万円1晩〜2晩
30㎡約20万〜38万円2晩〜定休日1日
50㎡以上別途お見積り段階施工で対応

夜間工事は通常料金より2〜3割の割増となる場合があります。とはいえ1日休業した場合の機会損失(売上+固定費)と比べれば多くの場合で得です。詳しくは 料金ページ をご覧ください。

テナント契約の確認ポイント

  • 原状回復義務の範囲(既存床への上張りが許されるか)
  • 工事可能時間帯(深夜の電動工具使用が可能か)
  • 共用部の使用ルール(荷物搬入路・廃材搬出路)
  • 消防設備への影響(火気・粉塵)
  • オーナーへの事前申請の要否

テナントの場合は退去時に原状回復義務があるので、既存床を残して上張りする工法を選ぶと、退去時の費用も抑えられます。

よくあるご質問

Q. 夜間工事の翌朝、接着剤の臭いは残りませんか?

速乾性・低臭タイプの接着剤を使い、施工後に十分な換気時間を取ることで、翌朝の開店時にはほぼ気にならないレベルにできます。臭いに敏感な業種(カフェ・サロンなど)では事前にご相談ください。

Q. 工事中、お客様用のトイレは使えますか?

トイレを別エリアに分けて段階施工することで、営業中もトイレを使えるように段取りできます。

Q. 居抜きで入った店舗の床、まずやるべき工事は?

居抜き物件は既存床の状態がまちまちです。下地に問題なく見た目だけリフレッシュしたいなら上張り、汚れや段差が酷いなら張替えがおすすめ。現地で正直に判断してご提案します。

Q. 退去時の原状回復にも対応していますか?

はい、退去時の床原状回復、明細書つきお見積りに対応します。詳しくは 賃貸・原状回復の床張替え をご覧ください。


まとめ|「営業を止めない」は段取り次第で実現可能

店舗の床張替えは、夜間・定休日・段階施工を組み合わせれば、ほとんどの場合で営業を止めずに進められます。福岡市内であれば、店舗の写真と希望日程をLINEでお送りいただければ、現地確認のうえ営業継続パターンを複数ご提案します。

お電話なら 080-2524-3057(9:00〜20:00)。お問い合わせ へも。